【猛暑の現場で倒れないために】13年目の訪問PTが教える“本気の熱中症対策”
こんにちは。
私は訪問看護ステーションで13年、現在は訪問リハビリに従事しながら、有料老人ホームの事故防止委員長や、社内の事故防止スペシャリストとして活動しています。
近年の猛暑は異常です。特に都市部では、電動自転車での移動、エアコンのない利用者宅、40〜60分に及ぶ施術…
気づかぬうちに、私たちの身体は限界に達しています。
実際、私は数年前、熱が抜けず倒れた経験があります。
休み連絡の際に上司から大きなため息をつかれ、「情けない」「年かな」と思い込んだ苦い記憶も…。
でも、そこから学び、環境を整え、体調を守る術を身につけました。
今日は、その【リアルな体験から得た、本当に使える熱中症対策】を共有します。
☀ 訪問医療の現場、こんなことありませんか?
- 移動手段は電動自転車、炎天下の直射日光
- 利用者さん宅に入っても「暑くないからエアコンは要らない」と言われる
- リハビリや施術で自分が汗だくに
- 窓際の高温地帯での施術が当たり前
- 空き時間も暑さで全然回復できない
- 水分補給やトイレを我慢してしまう
どれか一つでも当てはまったら、今こそ対策を見直すタイミングです。
🌡 私が倒れた夏と、立ち上がるためにやったこと
ある夏、気温と湿度の高さに体がついていかず、訪問から帰宅後も熱が抜けずダウン…。
会社を休み、連絡時に上司に深いため息をつかれたことも、妙に記憶に残っています。
「自分がダメになってどうするんだ」
「でも、行きたい気持ちはある」
「でも体がついていかない」
そんな葛藤を抱えながら、試行錯誤の末に見つけた熱中症対策を、今では多くのスタッフと共有しています。
✅ 私が実践して効果があった熱中症対策一覧
① WBGT測定器で「危険度」を見える化
Amazonで5,000円前後。
「命を守れるなら安い」と思って即購入しました。
訪問宅で測定して利用者さんに数値を見せながら説明すると、
「えっ、そんなに暑いの?」と驚かれ、
扇風機やエアコンをつけていただけるきっかけになりました。
② ファン付きベストを導入(最初は自費購入)
エアコンがあっても“訪問開始と同時に起動”されるケースが多く、
涼しくなるまでに汗だくになる…そんな日々からの脱却。
最初は自費でしたが、稟議を通して会社支給に。
屋外だけでなく屋内でも非常に有効です!
③ 手洗いで体温リセット
利用者宅で、許可を得て水道水で手を洗わせていただく。
実は、手のひらを冷やすだけでも体温が下がるという研究結果があります。
手を洗うだけで「あ〜助かった」と感じる瞬間があります。
④ 日よけ・フェイスカバー・アームカバーの装備
- 信号待ちでは必ず日陰へ
- メンズでも恥ずかしがらず、日焼け防止アイテムを活用
- 呼吸しやすいフェイスカバーで、マスクの蒸れを回避
⑤ 空き時間は“最大限”涼む
- スーパーやコンビニの冷房を使って休憩
- 計画的にトイレに立ち寄る(無理せず!)
- 体調によっては利用者宅のお手洗いを借りることも(事前に説明・同意を得る)
私は膀胱炎・腎盂腎炎を発症したこともあり、無理をしない勇気を大切にしています。
🏠 会社全体でできたこと・共有したこと
- 事務所の冷房を強め、扇風機も追加(稟議通過)
- 所長が冷蔵庫にアイスを常備(感謝…!)
- 塩タブレット(クエン酸入り)を持ち歩く習慣を推奨
🎯 これから訪問職に就こうとしている人へ
この仕事は、本当に「人の人生に関わるやりがいのある仕事」です。
でも、夏場の訪問は過酷。無策では続きません。
だからこそ、自分を守る術を“装備”してほしいのです。
「情熱」だけでは倒れます。
「装備」すれば、何年でも楽しく、続けられます。
🔚 おわりに:「体調管理」はプロ意識の一部
私たちの仕事は、利用者さんの健康を守る仕事。
だからこそ、自分自身が安全であることが最優先です。
誰かの役に立ちたい。
待ってくれている利用者さんに応えたい。
その気持ちを持ち続けるためにも、ぜひ、この記事の中のどれかひとつでも取り入れていただけたら嬉しいです。
質問・感想・シェア、なんでも歓迎です☺️
一緒にこの暑さを乗り越え、現場をもっと素敵な場所にしていきましょう!
